たった一つの願いをこめて
ミリアンはぶんぶんと首を横に振ります。
ルナの黒くてサラサラした髪とスラッとした長身。
そしてルナの銀色の瞳が、ミリアンにはとても綺麗に見えたのです。

「怖くない? ははっ。不思議なお嬢さんだ」

ミリアンはゴクリと唾を飲み込むと、緊張した面持ちで話し出します。

「びっくりしたけど、怖くはないわ。だって、とても綺麗なんだもの」


ルナは首を傾げ


「君の方こそ。リンゴ食べるかい?」


ルナはミリアンに向かって弧を描くようにポンッとリンゴを投げました。
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