黒蝶
無色透明
「今日は、真琴だな」

「なにが?」

「椿の世話役」

「あぁ、そうか。わかったよ」

いつもと何も変わらぬ日々。
それが、椿にとってとても幸せだった

「いってら。恭弥」

「あぁ、真琴俺と…」

「交換しません。」

「…はい…」

しょぼしょぼと歩き始める恭弥

「きょうや…いってらっしゃい」

「椿…お前はマジ天使だぁ〜」

「早くしないと遅れるぞ」

「おう。椿行ってくるな」

「うん」
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