月の絆~最初で最後の運命のあなた~



「あの……今日は、ちょっ!」


 あたしは、咄嗟に手で口を覆った。


「マリア?」


「ちょっと待って」


 一度、耳から携帯電話を離した。


「ちょっと! 電話中なんだから触らないで」


「別に、テレビ電話じゃないんだから、月城には見えないよ」


 そう言って、レンは片手をあたしの首の後ろに回して引き寄せながら、首筋に唇をはわせる。



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