月の絆~最初で最後の運命のあなた~


「もしもし、ご……ごめんなさい。悪いけど、今日は無理。明日なら空いてるんだけど」


 レンの肩を叩きながら、あたしは狼呀への電話に答えた。


 電話の向こうからは、不可解な音が聞こえてくる。


 まるで、犬が唸っているような音だ。


「どうかしたの?」


「いや……明日は、モデルの仕事が何時に終わるか分からないんだ」


 そう聞いて、好奇心がわいてくる






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