* 竜の眠る国 *
食事を終えると、あまりの満腹具合に私はしばらく椅子から動けなかった。
マーサは笑いをこらえそんな私の体を支え、クッションを並べてベッドに横たわらせた。
「少し休みなさい。
もう少ししたら湯浴みしましょう」
……確かに。体がベトベトする。
「……ねえ、聞いてもいい?」
「あら、何かしら」
「巫女姫の事なんだけど…」
全く違う予想だったのか、嬉しげな表情から一変、その表情が影を落とした。
「マーサ。お願い、教えて」
「……いえ、まずは体調を戻すことが大事よ。
シェリナ様の事はその後ちゃんと教えるわ」
「ダメよ。
お願い、ちゃんと教えて。今知りたいの」
私の引かない姿に、チラリと周りを確認すると静かにベッド横に置かれた椅子に座った。
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