* 竜の眠る国 *
「シェリナ様は……拘束されてるわ」
「―――!」
「あなたもいたあの牢に、お父上である大神官と共に幽閉されてます」
「それは……私を殺そうとしたから?」
「それだけではないけど――…後は私ども使用人の預かり知らぬ事。
ユウナは早く治すことだけを考えなさい。
シオン様も心配してるわ」
この話は終わりとばかりに強制終了させると、ナタルに湯の用意を伝えた。
………シオン。
「シオンは今お城にいないの?」
「ええ。あんなことがおきて……王子は国境強化のためにお出かけになられて、多分早くても帰るのは明後日ね」
「そう…」
まだまだだ……
「さ、湯の用意ができたわ。
終わったら医師に見てもらいましょ」
私の様子に何故か上機嫌のマーサは、にこやかに私をベッドから引き吊り出した。
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