冷たい瞳の王子様
「ねえねえしずくー、そういえばなんで急に私立に行きたいなんて言い出したの?」
あたしはしずくの家に遊びに来て、気になってたこのことをしずくに質問していた
「んー、まあいろいろあるのー」
しずくはニヤニヤしながら言ってきた
これはなにか隠してるな?
「もしかして好きな人でもできたとかー?」
あたしもニヤニヤしながら聞いた
「ざんねーん。でもそんなに知りたいなら、教えてあげてもいいよ?」
なんだーあの言い方
でも......
聞きたい......
「.......教えて、ください」
しずくはフハハハハーなんて満足そうに笑ってるし
「では教えてやろう」
もお、悔しいー!!!
「あの私立を選んだ理由は、ある人も同じ学校を受験するっていう情報を手に入れたから!」
「ある人?」
「そう、ある人! 芽依わからない?」
え? あたしも知ってる人?
ぜんぜんわからない
「やっぱり、しずくの好きな人?」
「違うって! もー鈍感だなあ。芽依は」
あたしってそんなに鈍感?
あたしはちょっと頬を膨らませてみせた