冷たい瞳の王子様






そしてそのうち、1限目を知らせるチャイムが鳴り、1限目は、青羽さんになんて話しかけようか悩んでる間に終わってしまった




けっきょく、かける言葉は決まらず、2限目も悩み続け、ついに3限目の英語の授業になってしまった




「はい、今日の内容は先生に用事ができちゃったので自習にします。プリントをやっておいてください。わからないところは隣の人にでも聞いて。じゃあ始めー」







やったー!


これはまさかの青羽さんにお近づきになれるチャンスじゃない!?




あたし、英語苦手だし、できないところ質問しちゃおー








問題を解き始めてから20分がたち、あたしはいまだに6問目苦戦中.......





だんだんみんながそわそわしだしたので、あたしもここぞとばかりに青羽さんに質問してみた





「青羽さん、6問目の問題解けた?」



するとすぐに



「解けた」


と返ってきた








あたしは、青羽さんから返事が来たことに嬉しすぎて





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