ひとりの夜

「俺も大切な人ができたから、親父も大切な人のトコ行けよ…だってさ」
「そ、それって…」
「ん、そうだな」



「さや、結婚しよう」
ギュッと私を抱きしめたまま、耳元ではっきりと告げられたそれ。
脳内には響いているのに、いまいちそれが飲み込めない。
「…いやか?」
固まったままの私にしびれを切らしたのか、いつもの余裕は消え去って、うかがう様に囁かれる。
「…っ、ううん、嫌じゃない。したい、一緒にいたいっ」



誕生日に、サンタさんから貰ったような嬉しいサプライズ。
彼からはホールケーキと、キラキラ輝く指輪。



今日くらい……。
そう思ったことは、胸の奥底にしまい込んで。


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