私が俺で、俺が私!?
私の頭の中は、ますますハテナでいっぱいになっていく。

「じゃぁ、何で手繋いでたの?」

「あぁ、それは別れ話をする前に彩が手繋ごうって言ってきたから仕方なく………」

その言葉を聞いた瞬間すごくホッとした。



「なんだぁー、良かった」

「ちゃんと別れたし、これでやっと言えるよ。里沙、改めて好きだ。俺と付き合ってくれ!!」

「………うん、私も好き///」


返事をしたあと勇真が私の頬に手を添え見つめあい、自然と目を閉じていた。


二人の唇が軽く合わさりキスをした。



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