俺は君の笑顔を守りたい
翌日の朝から瑠美は俺のそばにきて、また、新しい花を備えて話をする。
「 おはよ、聖。早起きしたから来たよ 」
『 おはよう、瑠美… 今日も可愛いよ 』
「 聖、私ね、今日も聖が大好きだよ 」
わかってるよ、わかってる…
『 もう、二年になるんだな 』
「 二年… 早いね。まだ、ここで聖が眠ってるなんて信じらんないよ… 」
同感だな、俺も自分がいないなんてしんらんないよ。
でもな、現実なんだよ瑠美…
お前は俺から卒業しなきゃダメなんだ。
わかるだろ?
そう思うだろ?
瑠美、俺の瑠美… 俺は笑っている瑠美が大好きだよ。
あの日から笑顔が偽物になってしまった瑠美…
笑顔をみたいんだ。
誰だって、笑顔が一番だろう?