銀髪姫と不良幹部
「今日は違うんだ」


「違うんですか…?」


悲しそうな顔をする面子。


ごめんな。


そんな悲しそうな顔をさせたいわけじゃないんだ。


「雄吾を呼んでくれねぇか?」


「雄吾さんをですか?」


「ああ、史音がヤバイと伝えてくれ」


チラッと史音を見る。


バイクを降りる際、史音を壁にもたれさせていた。


傷だらけの史音を見て、面子が焦りだした。

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