銀髪姫と不良幹部
「はい!総長…寂しそうな顔をしていました」


面子の言葉に同意するように、その場にいた面子も頷いた。


寂しそうな顔をしていた?


私は…本当は寂しいのか?


はっ、自分でもわからねぇとか重症だな。


「そうですか…。報告ありがとうございます」


「ありがとうな!後は俺に任せときぃ!」


「はい!!」


面子達は倉庫の中へと戻って行った。


残った2人は、悲しそうな顔で史音を見つめる。


「依亜は…何を抱え込んでるんやろな」


「ええ、少しは相談してくれてもいいでしょうに…」


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