銀髪姫と不良幹部
「…逃げる気持ちもわかる。だけど、そろそろ逃げるのもやめなさい」


逃げてるつもりはないんだ。


ただ、心の整理が出来ないだけなんだ。


周りから逃げていると言われても仕方ねぇか。


だって、逃げているようなもんだしな。


「チャンスは逃さないって事!さ、行っておいで!」


「わっ!」


莉央に背中を押され、廊下へと出されてしまった。


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