銀髪姫と不良幹部
「そうか。依亜がいいなら俺は何も言わない」


「空にぃ…」


「頑張れ、依亜」


空にぃはそう言って、私の頭をぐしゃぐしゃと撫でた。


うわっ!


ちょっと⁉︎


「もうー!!」


「はははっ」


空にぃにつられ、お父さんやお母さんも笑いだした。


やっぱり笑顔が一番だな!


泣いてる顔なんて、もう見たくねぇよ…。


「お父さん、私頑張るよ」


「ああ、早く戻ってきなさい」


「うん!目指せ一年よ!」


絶対に一年で戻ってきてみせる!!


そして、またみんなと会ってみせる!!


これは新たな私のみんなへの約束だ!


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