銀髪姫と不良幹部
「あいつらと離れるんだぜ?いいのか?」


空にぃは全部知ってるからな。


私が史音を好きな事も知っている。


そのせいでもあるか。


ま、元から過保護なところもあったけどな。


「…まだ一緒にいたい」


私を認めてくれたみんなと一緒にいてぇ。


それが私の本音だった。


「でもね、留学はいつかはしないといけないでしょ?それなら今行った方がいいと思うの」


もともと離れようと思っていたから、覚悟は出来てるからな。


それに、行くなら早めの方がいいだろうし。


ただ前と違うのは、私には帰る場所があるということ。


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