RUN for YOU
「え……と……」


あたしの戸惑った表情をみて、彼女は少し困ったように微笑んだ。


「やっぱり、私のことは分からないかなっ。
涼子とは、高校の時からの親友だったの」


あ……。
お母さんの、親友…。

あたしは彼女の顔は見覚えがないけど、名前は知ってる。


日高すみれ(ヒダカスミレ)さん。

お母さんとはよくご飯を食べたりしていた仲の人だ。










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