溺愛†マドンナ

「ちょっとはよ！静帆！！私天然じゃないよね！？」


ヤンキートリオの中で１番口数の少ない柿出君に天然言われて、私はバッとはよと静帆の方に振り向いて同意を求める。


しかし２人共、“ＵＦＯを見たんだ！”と騒ぐ子供を見る大人の様な生暖かい目で私を見ていた。


「「頑張れ天然の最高峰♪」」


「ちょっ！２人まで！」


「…………なんか熱くなって言い合あってるの、バカバカしくなってきたんだけど………」


「オレも……オイ立置。今日はもういいだろう？」


気づいたら、秀悟と剣君のケンカは終わりを迎えていた。

(↑オーーイ！)