溺愛†マドンナ
みるみる内に世那のウサギみたいに白い肌が、サーーーッと青ざめてゆく。


目は泳ぎまくり、オレの静かな怒りを感じ取って、かなりビビっていた。


「あの、剣君がA組もB組も同じ宿題出たから、一緒にやろうって……2人で………」


「2人!?…宿題見て貰っただけか?」


「………えっ?」


「宿題見て貰っただけじゃねぇんじゃねぇ?剣との間にあった事」


フルフル震える体を頑張って抑えて、確認を取る。


あの剣が世那と2人だけでいて、何もしないとは到底考えられなかった。


何せ最近アイツが変わった原因は、全て世那だから。
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