溺愛†マドンナ
こっちは何言われるのかドキドキしまくってたのに、ため息とはなんだーーー!!


いきなり発射されたため息に緊張もどこかにフッ飛び、今度はこっちが怒って秀悟を睨みつけた。


「ああもう……やっぱり分かってなかったか………」


私の手首を離し、頭を抱えながら廊下にしゃがみ込む秀悟。


何やらメチャクチャ疲れている様に見えるけど、気のせいかな?


「分かってない?分かってないって、何が?」


私は秀悟の言っている事の意味が理解出来ずに、両膝に両手を当てて、しゃがみ込んでる秀悟に問いかけた。


「マジで分からねぇの?」
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