溺愛†マドンナ
幼稚園児の時、母さんを守る父さんやアニメのヒーローに憧れてした、世那との約束。


いつしかオレの一人称が“ボク”から“オレ”になっても、守り通して来たんだ。


世那が好きだと自覚してからはさらにガードに力を入れ、悪い虫がつかない&世那の身に危険が及ばない様に、奮闘してきたつもりだった。


なのに………なんでよりによって、あの剣と知り合いになっちまうんだよ!?


「ハイ皆、席に着いてーー」


1人悶々と考えていると先生が来て、午後の授業が始まった。


しかし……いつもはマジメに受けている授業も、全然身に入らない。
< 86 / 503 >

この作品をシェア

pagetop