女装男子VS男装女子。
神宮 蓮……っ!?

なんでこんなとこにいんの!?

あたしは目を見開いた。

「、よぉ」

「……あんた何してんの?」

まだ授業終わってないんですけど。

「それはお前もだろうが」

「うるさい。聞いてるんだけど」

あたしはイライラしながら神宮を睨む。

「天野、お前をオレの家に特別招待してやる。喜べ!」

「嫌」

「ダメ。もう決定したから」

神宮はニヤリと笑う。

はぁ?!

「勝手に決めんな!」

「ハイハーイ、天野くんは早く車に乗ってくださ~い」

「ちょっ、マジでやめっ」

ギュウギュウと神宮に押し込まれて、
半ば強引に神宮の家へ行くことになった。

< 35 / 232 >

この作品をシェア

pagetop