君が嘘をついた理由。


今になって、心臓がバクバクと、拍動がしっかり聞こえる。

「バレてるって誰に」

理香は膝立ちになって、私と視線を合わせながら真剣に顔を見てくる。


「佐田、先生に・・・」

「佐田ぁ?」


なんで、佐田が、と眉を寄せる理香。


「さっき、会って、私のこと子猫ちゃんって言って」


「で?」


「分かんない、そのまま顔見ずに歩いてきたから・・・」


あぁ。せっかくリッチなホテルでの夜なのに。


とりあえずゆっくり話すためにシャワーを浴びるよう促され


寝る準備を整えたところで再び話は再開した。





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