君が嘘をついた理由。

足を止めそうになったけれど、そのまま歩く。


なんで、なんで、なんで--。子猫ちゃん、って。










「あ、おかえりー。どこ寄り道してたの?先に帰ったのにいないからさー」

「理香っ!」


部屋に帰った瞬間、


同じく今帰ってきたばかりだろう手に荷物を持ったままの理香に抱きつく。



「は、えっ、何」


「バレてる・・・!バレてるバレてる!」


「ちょっと待って、るな、何落ち着いて」


どうしたの、と肩をたたかれ、


理香にすがりつく私はそのままベッドに座らされた。





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