極上の他人


輝さんが大好き。

心の中でしか呟けない言葉を今日も心の中で繰り返して、切なくも幸せな一瞬に浸る。

輝さんと手を繋いで歩くことができる日々が、この先どれくらい続くのかはわからないけれど、それでも今は幸せだ。

ささやかで、私にとっては十分過ぎる幸せが少しでも長く続きますようにと願いながら、輝さんとつないだ手に、ほんの少しだけ力をこめた。


< 140 / 460 >

この作品をシェア

pagetop