この恋が永遠になりますように
降り立てば目の前で薄気味悪く微笑むのは凛征の総長。
「いやいや、流石華蝶の総長でいらっちゃる。舞蝶なんて名も伊達じゃないねー。」
チッ
既に目が座ってやがる。
もう飲んだのか。
「あー、でもあれか。華蝶は今日でランク落ちするんだから、多少の見せ場ってところか。」
そんな呑気な言葉を吐き出してやがる相手の総長。
そいつにあたしの怒りの矛先は向いた。
「ランク落ち?いや、そんなものはしねーよ。なんたって今日ここで凛征は解散するんだからな?」
一方的に話す相手に対するあたしの軽い挑発。
もちろん、相手は乗ってきた。
薬をやってるだけあって結構短気なんだろう。