フェティシズム



唇が離れ


「晩御飯にしますね」


腕の中から離れようとすると抱き返されて


「飯よりお前が食いたい」


「……」


眼鏡の向こうの瞳が妖しく煌めいている。


その眼差しに私の体も熱くなる。


「ん?」


「な、何でもありません」


顔が赤くなる。


「フッ」


と笑い


「キ,キャッ!」


お姫様抱っこをされて寝室へ




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