フェティシズム



ベッドに寝かされてスーツを脱がされる。


「お風呂」


「そんなのは後でいい」


眼鏡を外して…全て脱ぎ捨て私に覆い被さり口づけを繰り返し…


私を見つめる瞳には、あの冷たさはなく慈しむような優しい…


でも熱い光が宿っている。


仕事の時のあの厳しさは何処かに消えて


彼の唇が…指が…汗の匂いが…私を狂わす。





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