北条くんの日常


「あー美味しかった」

カレーを食べ終わってある程度休憩もできたところで、今度は俺の服をみにいくことになった。

「うーん、何がいいかなあ」

いつも服を買う店に入って、考える姉について服をみて回る。


「あ、これいいな、ちょうどなくしてるし」

暖かそうなマフラーを見つけて巻いてみる。

「へえ、似合うじゃない、でもアンタのマフラーあたしのとこに紛れてたわよ」

「え、あったんだ早く言ってよ寒かったんだから」

「どうせ高梨ちゃんに暖めてもらってたんでしょ」


…なんで、そういうこというかなあ。

「ふは!顔赤過ぎ!からかいがいあるわー!!」

ギャッハッハと大爆笑する姉。


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