続・危険なキス
「何…してんだよ……。こんなとこで……」
「先生ともう一度話がしたくて」
「俺は話すことなんて何もない」
「あたしはあります!!」
冷たく突き放す先生に、腕を掴んで詰め寄った。
すでに夜となった住宅街では、あたしの声は驚くほど響き渡る。
「………とりあえず入れ。
ここじゃ、またいつ誰に写真撮られるか分かんねぇから」
「……はい」
以前撮られたあたしと先生の写真。
それに助けられ、あたしは先生の部屋へあがることができた。
部屋に上がるまでのエレベーターの中は無言で、先生は一人さっさと降りてしまう。
あたしも慌てて追いかけ、先生の背中を見つめた。
いつもの部屋の前までたどり着き、差し込まれた鍵がカチャリと鳴ると、部屋の扉が開けられた。