続・危険なキス
 
「あ、さっきの!
 紫乃ちゃんだよねっ」


声をかけてきた先輩が、あたしの存在に気づき駆け寄ってきた。

ぺこりとお辞儀をして、その先にある集まりに視線を送る。


何やら、すごい見られてる気がする……。


「わ、本当に美人……。
 すげーテンションあがるんだけど!!」


と、騒ぎ立てる先輩も。


ジャズサークルって、ちょっと落ち着いたイメージがあったけど
そういうわけでもなくて、

純粋に音楽が好きな人たちの集まりでもあるらしく
男子と女子の比率もあまり変わらなかった。


周りの先輩に圧倒されながらも、沙樹ちゃんと一緒に端へ寄り、女の先輩方々と話す。



いつの間にか、新歓は始まってて
次々ともってこられるお酒。



「紫乃ちゃんも飲んで!」

「あ、いえ……
 あたしはまだ……」

「えー、いいじゃん!」

「……すみません」


ぐいぐいと迫ってきたけど、なんとかここは拒みきった。


未成年だからお酒が飲めない、とかそんなんじゃない。


飲んだら……
あとが怖いからだ。
  
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