続・危険なキス
新歓も中盤になって、いつの間にかあたしも沙樹ちゃんも、先輩たちに溶け込むことができた。
ジャズのことも聞いたし
大学のこともいろいろ聞いた。
教授のことや、ほかサークルの噂とか
高校とはまるで違う世界の話は、すごく面白かった。
「紫乃ちゃーん!!」
突然、女子しかいなかった場所に、割ってくる男の先輩。
引きながらも、「はい?」と振り返った。
「一緒に飲もうよ!
もっと俺と仲良くしようよ!!」
「……はい…」
心の中で「嫌です」って即答してた。
だって明らかに、すごい酔ってるんですけど。
めんどくさいことになりそうなんですけど。
だけど相手は先輩。
これからお世話になるかもしれない先輩。
邪険にすることは出来ない。
あたしは苦笑しながら、彼らの輪に入ることにした。