続・危険なキス
 
「………奏人…」

「え?」



あたしから漏れた名前を聞いて、沙樹が驚いて振り向いた。


「かなと、って……紫乃ちゃんの彼氏の?
 え?あの時の人?」

「……ま、ね」


沙樹が驚くのも無理ない。


この前あたしを迎えに来た奏人は、素の状態の奏人。

だけど今そこで飲んでいるのは、見た目は教師モードの真面目な状態で……。



二人で立ち尽くしていると、
そんなあたしたちに、こっちを向いて座っていた神田先生が気づいた。

そして、目の前の奏人に向かって何か言う。

奏人が後ろへ振り返ると……



「……」



にやりと悪魔の微笑みを向けた。



ああ……
なんかものすごく……


弄ばれてる気分。
 
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