続・危険なキス
 
「あたしの彼氏です。

 自分よりカッコいいかどうかは、自分の目で判断してください」


「……」



表情一つ変えずに、そんな台詞を言ってやった。



決してひいき目ではなく
誰が見ても、菅野先輩よりも奏人のほうがカッコいい。


そしてそれは、菅野先輩も分かっているようで
それ以上何も言ってこなかった。


ちょっとかわいそうなことしたかな、なんて思ったけど
これくらいしておけば、もう絡んでは来ないだろう。



「先輩たち。すみません。
 私、ここで抜けますね」


「あ、うん!
 お疲れー!」



ぺこりとみんなに挨拶をし、あたしは奏人とともに、街の中へと消えて行った。
 
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