続・危険なキス
 
予想外のあたしの返事を聞いて、目をぱちくりさせる奏人。


「何お前。
 今日俺が店に行くこと知ってたの?」

「知りませんよ!!
 本当に驚いたんだからっ……」


本当に、あの時は自分の目を疑いたくなった。


まさかこんな場所に、奏人が来ているなんて想像もしてなかったから……。



「じゃあなんで?」

「……今日…
 帰らない、ってお母さんに言ってきました」

「ん?」



うつむいたまま、小さくつぶやく。



「だからっ……

 今日は飲み会が終わったら、そのまま奏人の家に泊まるつもりだったの!!」




聞き返されたことが恥ずかしくて、
今度は大きい声で怒鳴ってしまった。


その瞬間、



「…っ」



その口は、奏人の唇によってふさがれていた。
 
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