続・危険なキス
お前らの出る幕はねぇと……
俺に勝てるつもりなのか?と……。
大人気ないと思っても、
はっきり言って余裕ないのは俺のほうだし。
つうか、絶対に今も、勝手に紫乃にベタベタ触ってるやつもいるんだろうな……。
あー、そう思うと、すげーイラつく……。
「顔……怖くなってるから」
「……うるせ」
自然と眉間に皺が寄っていく姿を、雅人は面白そうに見ているだけで、
思わず「ちっ」と舌打ちをした。
「今からでも行く?」
「いい。そこまで束縛したくねーし」
「何をいまさら」
なんと言われようとも、今日は行かない。
紫乃には紫乃の生活があるんだし
あまり重たい男にはなりたくねぇから。
「ほんとお前変わったよなー」
枝豆を頬張りながら、雅人が含み笑いをして言ってきた。