続・危険なキス
 
結局、俺の言葉を聞いた女は、フリーズしたように固まっていて、
そのまま放置して店を出た。


隣で雅人は、苦笑しか出来ていなくて、
一応、女たちに「ごめんね」なんて謝ってたけど。



「お前、あれはないだろ」
「だってうぜーから」
「仮にもあの子たちは、美人なほうだし」
「けど、興味がない」


世間一般的に見た印象なんて、俺には関係ない。


多分俺の目には、紫乃以外の女は美人にはうつらないと思うから。


「そんなに焦ってるってことは、お姫様帰ってきてるんだ?」
「そう。だからもう帰るわ」
「……あっそ」


雅人はもう分かっているようで、
ため息交じりで返事をすると、それ以上引き留めることなく別れた。




あいつも多分、
俺くらい人を本気で好きになればこの気持ちも分かるだろう。



なんて、上目線で思ってやった。
 
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