続・危険なキス
「は、早く水につけてあげないとね。
あたしがいない間、テーブルに置かれたままだったんだし」
思わずうるっときてしまい、
泣き顔になりそうなところで背を向けて、花瓶を探した。
家に花瓶なんかあったっけ……。
とりあえず、空きのペットボトルにつけておいて、あとで花瓶を買いに行こう。
「紫乃」
「んー?」
「結婚しようか」
「………え…?」
あまりにも突然すぎる。
聞き間違いかとも思えるその言葉。
バラの花束を抱えたまま、目を見開いて奏人へと振り返った。