続・危険なキス
「ほんとっ……俺様なんだからっ……」
思わず、零れ落ちてくる涙。
結婚するのなら、奏人と……。
そんなのはずっと思ってた。
だけどいざ、その言葉を聞くと、どうしようもないほどの嬉しさがこみあげてきて……
「あ、たし……
素直じゃないし……可愛くないこといっぱい言っちゃうよ……?」
「俺にはお前ほど、可愛いって思える女はいねぇよ」
「仕事も……内定もらってるから、しばらく続けたいし……」
「いいよ。べつにまだ、子どもが欲しいなんて思ってねぇから。
それに今はまだ、誰にも邪魔されたくねぇし」
「でも奏人の子どもだったら、絶対に可愛いよね」
「お前の子でもあるからな。
絶対、だろ」
「もうっ……」
照れのせいで、話が勝手に脱線してしまって、笑いがこぼれる。
だけど涙は止まらない。
「で?
返事は?」
ようやく話をもとに戻して、
じっとあたしの顔を見つめる。
その顔は、やっぱり余裕があるようにしか見えなくて……。
あたしの返事なんかお見通しみたい。