甘い蜃気楼の罠

「人間界ではそうねぇ。私も最初はそう思ってたもの。ふしぎがることはないよ。」

「不思議です。不思議以外のなにものでもありません。」

混乱中の私に、救は説明してくれた。時間など分からないかのように。

「んー。長くなるかもだけど聞いてね。私は人間…だったの。1年くらい前までは。一年以上たってるかもしれない。それ以前か…。私にもわからない。」


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