【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
「まぁまぁ、小さい方が可愛いからいいじゃん」
「……っ、で、でもやっぱり身長もう少しほしい……」
「そんな気にすることないって」
野田くんは私の頭を撫でた。
もう……絶対バカにしてる……。
野田くんは175センチはありそうだ。
うらやましい……。
キーンコーン―――
あ、予鈴だ。
「そろそろ教室入るか」
「うん!そうだね」
今日の授業もあと2時間!
頑張ろう……!
教室に戻ると、颯希くんと結季ちゃんはまだ色々していた。
「……結季ちゃんと授業中も離れたくない~~っ」
「なに言ってんの?早く自分の席に帰って!」
「う~……はーい……」
颯希くんもとうとう折れたみたいだ。
その光景を微笑ましく見ていた。