【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言






「……じゃあ、早速言うこと聞いてもらおうかな?」



青山くんの不敵な笑みにビクッとした。



い、嫌な予感………。



すると、青山くんは私に顔を近づけた。



「俺に、キスして?」



「へ……!?」



き、キス……?
キスってあの、唇と唇がくっつくやつ……だよね!?



「そ、それはちょっと……っ」



いくらなんでもハードルが……!!!



「キスしねぇーと、抱きついてきたことバラすけど?」



「~~っ」



もう、これはキスするしか……ないのでは?



「あ、悪魔……」



悪魔だ……青山くんなんて悪魔だっ!!!



「何か言ったか?」



「何も言ってません!!」



……私キスとかしたことないんだけど……。
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