【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言





掃除当番の人が帰り、教室には結季ちゃんと颯希くん2人になる。




いよいよだ……!




「心瑠、絶対喋るなよ」



「は、はい」



息を殺して、教室の後ろのドアの窓からこっそり中を覗く。




「………なに、話って」




結季ちゃんが口を開く。




「あの、さ………」




颯希くん……頑張って……!!!



心の中で叫ぶ。




「俺……結季ちゃんのことが好きなんだ……!




いっつもベタベタしてたから、
軽いって思われてるかもしれないけど……



でも……本気なんだ……!!



だから………




俺と……付き合ってください……っ!」





颯希くん……言えた……!
< 227 / 328 >

この作品をシェア

pagetop