【完】腹黒王子の一途な溺愛宣言
掃除当番の人が帰り、教室には結季ちゃんと颯希くん2人になる。
いよいよだ……!
「心瑠、絶対喋るなよ」
「は、はい」
息を殺して、教室の後ろのドアの窓からこっそり中を覗く。
「………なに、話って」
結季ちゃんが口を開く。
「あの、さ………」
颯希くん……頑張って……!!!
心の中で叫ぶ。
「俺……結季ちゃんのことが好きなんだ……!
いっつもベタベタしてたから、
軽いって思われてるかもしれないけど……
でも……本気なんだ……!!
だから………
俺と……付き合ってください……っ!」
颯希くん……言えた……!