善人ヲ装ウ、正直ナ悪党。
課長のデスクに出向き、早速本題へ。
「課長、何でワタシにシゴト振り分けてくれないのでしょうか」
「本田、この前のシゴト落としただろ?? オマエには任せられない」
課長の言葉に耳を疑う。 何言ってんの?? このヒト。 全部オマエのせいだろうが。
生粋の馬鹿だ、コイツ。
「・・・・・・課長、この前の件をワタシのいないところで、部長にどの様に言い訳したのか知りませんが、課長がそのつもりでしたら、ワタシも証拠を使って法的に訴えますよ」
課長、ワタシが証拠持ってるの、忘れてんのかよ。
「本田、会社を訴えると言う事がどういう事なのか分かってて言ってるんだよな??」
課長が余裕に笑ってみせた。
・・・・・・コイツ、救いようのない馬鹿なのかもしれない。