LOVE&FANTASY 嗚呼、結婚!(加筆修正版)
「化け物みたいな存在で、エラソーに説教してくれる由紀に、私の事をとやかく言われる筋合いはないから」


「迷惑だったかしら?」


「迷惑だし、大きなお世話よ」


「あっそう、ごめんなさい」


「これ以上、私の前に現れないでね!」と言って、里美は立ち去ろうとした。


 由紀は背後から更に言う。


「里美、お友達は選んだ方がイイわよ。特に内山椿には注意しなさい」


「はぁ!?」


 又しても変な事を言われ、里美はカチンと来た。


 文句言ってやろうと振り返ったけれど、もう里美の姿は消えている。 


 由紀の方こそ薄気味悪いコだと里美は確信していた。
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