LOVE&FANTASY 嗚呼、結婚!(加筆修正版)
第三章

智子たち軽井沢へ

 智子に美智代から連絡が入った。


 挙式の会場に相応しい会場が見つかったと杉森一枝からメールが入ったらしい。


 当初は美智代と稔の挙式は都内の教会でやるつもりだった。


 ところが生憎と教会はどこも満杯だったので、一枝が従姉妹の経営する婚礼企画会社『ブライダルハウス・マリエ』に挙式の会場探しと企画一切を要請していたのだ。


 智子はすぐにメールを転送してもらい、内容に目を通してみた。


「へー、長野県でやるんだー? しかも、軽井沢」


 何故、わざわざ軽井沢なのかは現地で一枝と会ってみなければ分からないと美智代は言った。


 美智代も稔も軽井沢での挙式は賛成のようだ。


 静かな観光地で晴れの舞台を迎えるのだから、こんな極上の気分はないだろう。




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