LOVE＆FANTASY 嗚呼、結婚！（加筆修正版）

＞僕からのプロポーズの返事、お聞かせ下さいませんか？＜


　峯島浩二とは一週間前、別のバイト先で知り合った男である。


　最初は眼中にも無かった頼りなさそうなひ弱な人間だった。


　こんな男なんて、里美には興味なんて全く無い。


　だが峯島の方は里美に対して、とても好意的に見ていた。


　バイト先の本屋で一生懸命、仕事をしている姿に思わず一目ぼれしたのだった。


　最初は無視していた里美だが、峯島の方が熱心に近づいて来るので話しだけは聞いて上げた。


　仕事の後、近くのコーヒーショップでコーヒーを飲みながら峯島と語り合った里美。



　里美は履歴書とかを郵送してもらい、どうするか検討していた。