俺達付き合っています
「…今度は顔青いぜ?大丈夫か?」


…私青酸カリだけで済むのだろうか?


「だ、大丈夫…」


校舎に入って、靴を替えるために一旦別れる。


その瞬間とんでもない数の女子達が詰め寄ってきたのは言うまでもない。


「ねぇ。丈留くんとどういう関係なの?」

「……」


「黙ってないでなんか言いなさいよ」

今ここで「俺の彼女だけど?」そうそう。そんな風言えば…って、え?

「う、そ」

気づけば、上履きに替えた丈留くんがいた。

「嘘じゃねーよ。俺達付き合ってるんだよねー」


それを聞いた瞬間、悲鳴をあげる子や、泣き崩れる子など。


ちなみに私は戸惑う子。
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