愛し*愛しの旦那サマ。

ぱくり。

と、まずは一口。


「お゛、美味しい……」

「そりゃ、どうも」


臣くんの作ったお粥は、お世辞抜きに美味しかった。

男料理に感激。


「臣ぐん、他のメニューでもレシピがあっだら、どれも美味じく作っちゃいぞうだね。私より上手かも……」


ぱくり、ぱくりとお粥を食べながら、しみじみと私が言うと、臣くんはソファーに座る私の隣に座り、


「でも、俺は幸代が作った料理が一番好きだけど」


と、言ってくれる。

そんな愛のこもった言葉に、


「臣ぐん……」


と、感動してしまう私。


「だから、早く風邪治して、また美味い料理作って」


こくり、と頷く私。


「これ食べたら、今度はちゃんと寝室に行って横になれよ」

「うん(カンゲキノ余韻アリ)」

「寝れなくても、安静にしておくんだぞ」

「う゛ん、う゛ん」

「市販の風邪薬、そこに置いてあるから食べ終わったら飲めよ」

「ハイ……(ヤサシサニ感激)」

「薬、飲み終わったら、絶対に寝室行けよ」

「う゛んっ!」


「―…じゃあ、俺はお前が寝室に行ったらケーブルで海外ドラマみるから絶対に邪魔すんなよ」


「う゛んっ!」


って―…



「え゛?」



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