愛し*愛しの旦那サマ。


「……アンタ、今日、日中はずっと家にいるの?」

「んー、せっかくだし、ちょっとフラッと出てくるー」

「あっそ。ご飯はどーするの?」

「昼はいらないけど、夜はおねーちゃんの美味しい夕食よろしくー」


そして、またもダイニングテーブルの上で卓上ミラーを覗きながら、念入りにメイクを始める妹。


幸江―…

夕飯までには帰宅する気か……

今日こそは、臣くんとゆっくり過ごす時間を作ろう。(ウン、ゼッタイ)っていうか、今夜はゆっくり寝たい。

臣くんの隣りじゃないと安眠出来ないし、何より、幸江の隣りで寝るのはスリルと痛みが伴う。

しかも、長時間一緒にいると生気を吸い取られているかのような錯覚に陥るし……


よし。

今夜は上手くかわそう。




そう誓うも―…



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